厚切りジェイソンさんの新刊『ジェイソン流お金の稼ぎ方』のブックレビューです(2023年11月20日発売)。Kindle本(電子書籍)を購入しました。面白かったので、是非読んでみて下さい!
本の紹介
前作2021年11月12日発売の『ジェイソン流お金の増やし方』(ぴあ株式会社)は、70万部を超えるベストセラー。
最寄り図書館の先月11月度の予約ランキング、【文学・小説以外の部門】で第1位!101人の予約待ちでした。本日(12/4)現在でも96件の予約が入っている状態です。発売から2年経った今でも、著者や前作への関心の高さがうかがえますね!
【前作】
そして11月20日に、待望の続編『ジェイソン流お金の稼ぎ方』(ぴあ株式会社)が発売!!嬉しい~。
最新刊ゆえ、まだ最寄り図書館にも蔵書がなく、数か月後に入荷しても予約殺到間違いなしなので、何年も借りる権利を待つよりは”買い”です!!
【最新刊】
なぜこの本を読んだのか
単純に厚切りジェイソンさんのファンだからです(笑)身も蓋もなくてごめんなさい。ジェイソンさんの奥様の手料理の写真が掲載されていたAmebaブログを拝見し、すっかりファンになりました。毎食、工夫を凝らしたボリューム・栄養満点の愛情たっぷりごはんの投稿をみて、「美味しそう!」と、こちらまで幸せな気持ちになったからです。
お顔が映らないように配慮されたお嬢様達との団欒の姿もたまにお見かけし、肩の力が抜けたプライベートの様子にこちらもほっこりしていました。私の脳内ベストファーザー賞の芸能人部門を、厚切りジェイソンさんに授与!
現在はAmebaブログの記事は全件削除され、見れなくなってしまったようです。ですが今回の書籍でも独自の子育て論、例えば日々の生活の中で論理的思考力を身につけさせる方法や、成功体験を積ませる事の重要性、習い事への姿勢等についても触れられているので、子育て・孫育て世帯も気になる方は要チェック!NHK教育番組への出演でもおなじみのジェイソンさん。近年、メディアに露出する対象も取捨選択されていると感じますので、ジェイソンさんの今の率直な意見をうかがい知れる、とても貴重な書籍ですよ。
そんな厚切りジェイソンさんのこれまでの著書、正直、前作まで読んだ事がなかったのですが、2022年1月にKindle本を購入。お小遣いから買いました(身銭を切ると、自然と読むスピードが上がります‥笑)。元々、積立NISAは始めていたのですが、前作に刺激を受け、積立NISA以外でも投資商品や額を増やしました。また節約も同時に意識するようになり、生活が変わったのを実感したので、続編が出たら読んでみたいなと思っていたからです。
最も印象に残っている箇所
「稼ぐ力」はつまり自分のスキルをアップさせること。だからそれは投資のように他の影響を受けて失うこともないし、自分の価値が上がるほど、稼ぐ金額を増やすことも可能になる。ある意味ノーリスク・ハイリターンな最も効果的な投資と言えるかもね。
『ジェイソン流お金の稼ぎ方』(ぴあ株式会社)より p.153/p.156
前作は大きな反響を呼びましたが、「いくら節約してもそもそも沢山稼がないと、投資にまわすだけのお金の余裕がない」という悩みも、読者から多く寄せられたそうです。上記の引用箇所は、この本を執筆された理由にも通ずる一番重要なメッセージかな、と。自分の「好きなこと」「できること」「世の中で必要とされていること」を軸に積み上げた努力は消えないし裏切らない、むしろ自分の人生を充実させる力になってくれるということでしょうか。
当書は、「年収1,000万円を最短で稼ぐとっておきの方法」のような、短期間で効果の出るハウツー本とは一線を画しています(架空の題名です)。当然、世の中そんなに甘くはない訳で‥。稼ぐ力を分かりやすく説明する為に、半自伝的な要素も含まれているので、多くの読者にとっては圧倒されたり、耳の痛い忠告のように捉えてしまう部分もあるかもしれません。私も読みながら、「すごっ!」と、思わず何度も独り言を言ってしまいました(笑)
ただジェイソンさん自身が、幼少期から育まれた自立心と判断力を土台に、絶え間のない努力によって戦略的に築き上げた成功体験と経済的自由があるからこそ、誰かに忖度する事なく、家庭でも仕事でも替えのきかない存在として輝いておられるのだな、と(プライベートは推測です‥笑)。
都心部ではまた状況が違うのかもしれませんが、ジェイソンさんのような独自のキャリア形成は日本社会全体ではまだまだ難しく、珍しい事だと思います。だから皆憧れるのかもしれません。自分の信念に従って、日本社会の発展のためにも続編を執筆して下さり、読後は感謝の気持ちすら芽生えました(30代にして家族が一生困らない資産をすでに築いておられるとの事なので)。
著者の大学インターン時代の強烈な挫折体験からの巻き返しも含め、自身の半生を赤裸々に告白されています。そして、お金を稼ぐ力をつける8つの方法を、自らの経験と絡め、出し惜しみする事なく、読者に提供されている印象を受けました。国境や言葉の壁を越えて、自分の人生を果敢に切り開いてきたジェイソンさんだからこそ、内容の説得力も桁違い!読み進める内に、自分は著者と同世代なのに情けない‥と思う気持ちも、こちらのテンションを察してか知らずか、さすが芸人さん!要所要所にクスッと笑える要素もあり、ビジネス系エンタメ本としても楽しませて頂きました!
今後への期待
この本では実践力を養う方法として「副業」も取り挙げられており、例として「ブログで収入を得る事を副業としているけれど、なかなか収入に繋がらない」という場合の想定もあり、今の自分の状況にぴったりで驚きました。ブログを含む副業への言及は本書購入前は特に期待していなかったので、嬉しい誤算でした。私はまだまだ駆け出しなのでブログ運営はわからない事だらけなのですが、「最初は少額でもいいから、稼ぎながら実践力を学んでいると考えたら、何もしないよりは絶対に良い」という意見に、かなり励まされました!
「自分ができるかどうか」「世の中のニーズに合っているかいないか」「好きなだけの独りよがりなことなのかどうか」を絶えずチェックして、スパイラルアップしていけばいいとの事。折に触れて、何度も読み返して、書いてある内容を実践したいと思います。きっと、皆さんのそれぞれのお仕事にも役立つ知恵があるかと思います。
まぁ、個人的な山積みの課題はさておき(笑)、毎日の「0.1パーセントの努力」を訴える厚切りジェイソンさんと、「0.2パーセントの改善」をあらゆるメディアで唱える経済評論家の勝間和代さん。意見が共通する点、少し異なる点についてウェブ対談があればみてみたいと思うのですが、両方のファンの方も多いと想像しますが、いかがでしょうか?
また最近Kindleで読んだ、ビル・パーキンス著の『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ダイヤモンド社)の考え方について、お二人の個人的な意見や、築き上げた資産を切り崩すタイミングや使い方についても、参考までにお考えを知りたいなぁと、勝手に興味を抱いています。(勝間さんの「今の年齢しかできないチャレンジをしよう」という内容のYouTube、アップされていましたね。個人的に、今の興味に少し被る内容で嬉しかったです。)
まとめ
「稼げないのは国でも情勢のせいでもない 自分のだどった道の結果だ」と著者は、私達多くの読者に改めて気づかせてくれます。
ジェイソンさん流の稼ぐ力を身に着ける方法はもちろんの事、常識にとらわれない発想や困難の乗り越え方は、先の見通しが立たない予測不能な社会で生き抜くためのヒントがたくさん詰まっていると感じました。
これからの人生設計に、またこれまでの自らの人生の振り返りや子供の教育方針の見直しに、あるいは若者支援やこれからの社会の在り方を考える上で、今も第一線で活躍されているジェイソンさんの、新刊に込められた様々な応援メッセージは、どの世代の方にとっても、非常に示唆に富む内容です。
是非、新刊を購入して著者を応援しましょう!
また我々もジェイソンさんの続編を参考に、自分に一番合ったお金の稼ぎ方を身につけ、今より幸せになりませんか?
【最新刊】
長文にお付き合い下さり、ありがとうございます。
皆様、本日もお疲れさまでした。